〜会長のあまりためにならない小言〜

2009・10・19      現在放送中のNHK大河ドラマ「天地人」。上杉家の家老・直江兼続の生涯を描いたドラマです。
              その上杉家の旗印は謙信公以来の「毘」である。「毘」の一字はご承知のとおり「北方の守護神・
              毘沙門天」に由来するのだが、では我が仙台武道館の旗印は…「友の為に熱き涙を流せ」である。
              昔風に言うのならば「戦場」=「試合会場」に旗印を掲げ、この旗の下に我らの子供達が必死になって
              「戦い」=「試合」に臨むのである。
               仙台武道館の会長として、またお世話になっている子の親として「通称・友為」の言葉を再認識したいと
              思います。難しい言葉ですが、私自身は「チームワークを大切に」と解釈しております。野球やサッカーな
              どの団体競技においても重要視される「チームワーク」。仙台武道館で剣道の稽古をしている子供達も
              剣道を習う、稽古するだけでなく、この「チームワーク」を作っていく大切さを学んでもらいたいと思います。
              それは何も試合においてのみにあらず、日々の稽古でも高学年が低学年の子に教えてあげるなど、そう
              いったことの積み重ねが、子供から大人になっていく過程の中で大切にしなければならない一つだと思
              います。そして、その積み重ねが「伝統」となっていくのです。
              最近忘れがちで、なおかつ敬遠されがちの「伝統」という言葉。でもこの「伝統」はいつも身近なところに
              あるのです。
              今年の団体戦は約1ヵ月後の「TG杯」が最後となると思いますが、出場する選手は我らの旗印の下、
              来年につながる試合をしてもらいたいと思います。


     10・6      最近、仙台武道館OBのY・Wくんが土曜日の稽古に来て子供達に稽古をつけてくれています。
              私が彼と同じくらいの年齢の時(つまり彼も小学生でした)、彼のお母さんから「しゅうちゃん、うちの子供
              達に稽古つけて!」と言われて何度かその当時の仙台武道館の子供達と昔の仙台市武道館で稽古し
              たことがあります。私は、あの頃の仙台武道館の一部のお母さん方から「しゅうちゃん」と呼ばれて親し
              くさせていただきました。
               私の長女が生まれたのがちょうど平成8年のアトランタオリンピックの開会式の日でした。Y・Wくんのお
              母さんからお祝いの言葉をいただき、「子供の名前はどうするの?オリンピックの開会式の日に生まれ
              たのだからオリンピコちゃんがいいんじゃない」と笑いながらお話したのを昨日のことのように思います。
              そのY・Wくんのお母さんも残念ながら数年前にご他界されました。うちの子供達が剣道をやっている
              姿、見てもらいたかったなぁと思います。
               今、Y・Wくんが子供達に稽古つけている姿を見て、将来、逆にうちの子供達が彼の子供に稽古をつけ
              られるようになったらと思う今日この頃です。


       10・1    今日は稽古がお休みです。しかし、稽古がないからといって何もしなくていいのか…
              そう思い、子供とジョギングしました。子供の走るスピードに追いつけなくて情けないです。
              やっと追いつき、追い越したら、「お父さんにむかついた」と言ってあっという間に抜かしていきました。
              親にむかって「むかついた」とは何事か!
              昔から言うでしょ!「親の意見となすびの花は千に一つも無駄がない無駄がない」と思いつつ、
              アー私も親不孝してたかな…
              逆にいつも子供たちから剣道を通して感動を与えてもらっているのでお礼を言わなければならないかな。
              そんなことを考えながらゴールインしました。
              


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