仙台武道館少年剣道クラブ 会長 中 居 修 二
仙台武道館少年剣道クラブは、30年以上の長い歴史を持つ剣道クラブです。
これまで、師範の先生方のご指導により幾多の名選手を育て、各種大会に於いては数々の栄光を 勝ち取ってきました。 剣道の稽古では、真夏の暑い時期でも面をつけて、また、冬の寒い時期でも裸足で稽古をします。 いやだなぁ、つらいなぁと思う気持ちを乗り越えて稽古に精進してもらいたいものです。 また剣道は個人競技であると共に、いろいろな大会では団体戦があります。勝ったり負けたりの試 合の中で、子供達が共に勝利を喜び、負けた悔しさを覚えていくことでしょう。 茶道・千 利休の「利休百首」の中に、「稽古とは一より習い十を知り十よりかえるもとのその一」と いう句があります。剣の道も同じで稽古に終わりはありません。 人それぞれ進む剣の道は違うと思いますが、身についたものは生涯の宝です。そして剣道を通じて できた仲間や経験も宝です。 私は、当クラブの三つの柱を守り、子供達が剣道を通して様々な体験をし、子供から大人へと成長 していく過程の中で、人として大切なものを育んでほしいと切に願います。 |